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写経教室

心願成就等の祈願の際、写経は有効な方法の一番手です!

写経とは?
梵字で書いた「般若心経」の写経の写真

 古来より、在家の方が、先祖供養を始め心願成就等の祈願をされる時、写経は有効な方法の一番手です。

 四国遍路をはじめ、札打ちの霊場である西国巡礼等の御寺には納経の場所が設けられています。

 写経のお蔭で仏様の霊験に預かり助けられた話は、枚挙に暇がありません。

 当寺でも、この様な霊験やお陰の話はあります。

 当寺では、般若心経の写経とは別に、梵字による写経を御指導しております。

 「意楽(いぎょう)」という言葉をご紹介します。

 己が心の動きの様を観て、自己向上の道を歩むことですが、写経は、行じていけば行く程に、この道に進む事が出来る行法です。

 写経一字ごとに、仏に三回礼する写経のやり方を「一字三礼」といいますが、中々の意楽です。

 梵字は、仏を表す文字です。

 梵字は文字ではなく、種字といいます。

 意味も字義として解釈しますので、梵字に意味は有りません。

 難しい解釈ですね。密教的です。

​梵字は、明治時代になるまで寺門より出る事のない門外不出のものでした。
密教辞典より引用した写真

【密教辞典参照】

 梵字が一般に出回ったのは明治以降のことです。

 さらには、梵字を大切にしているのは密教で、顕教では阿弥陀如来や地蔵菩薩の種字を扱うくらいで、ほかの種字はあまり扱わないようです。

 密教の寺院でも、形式的に梵字を扱うだけの所もあります。

 当寺は、梵字の字義を深く掘り下げていく事を修行にしています。

 「阿字観」と「破地獄曼荼羅」の写経です。

「阿字観」

「阿字観」の写経の写真

「破地獄曼荼羅」

「破地獄曼荼羅」の写経の写真

 密教は、顕教と対照的な日本仏教の教えですが、理解よりは体現に重きを置くところがポイントです。

 ここに、現世利益もあるわけです。

 写経は、現世利益の行法でもあります。

 しかしながら、御利益ばかり求めてもそれでは信仰になりません。

 御利益はあくまでおまけです。

 本質を見失わないように、実践したいものです。

​当寺で、ご一緒に写経生活を始めてみませんか?
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